オメガ3は炎症を軽減する
オメガ3脂肪酸(EPAとDHA)の摂取は中年から後期成人期の高レベルな炎症性サイトカイン(の循環)を減らす
要旨:(体内を)循環する炎症性サイトカインのレベルが高いことは老化によって炎症が起きていることを示しています。
そして加齢による全身炎症は多くの慢性疾患に関係しています。
この研究ではおっさんからおじいさんの年齢層に8週間EPA+DHAを摂取してもらい、プラセボグループと比較して血液中の炎症性サイトカインの変化を測定しています。
すると、4週間後にはEPA+DHAセラピーグループでは炎症性サイトカインが大幅に下がり、8週間後にはさらに大きな低下効果を示しました。
プラセボグループと比較しても優位に低いことが示されています。
EPA+DHAを摂取することは、炎症の有害な影響を軽減する効果的で危険の少ない食事療法である可能性が示唆されています。
これ、若者が対象でもEPA+DHAセラピーに炎症抑制効果がありそうですよね。
若者はおっさんほど体が炎症してないから研究結果が分かりづらかったりするから分かりやすいおっさんと老人でやったんでしょうかねー。
ケトンの抗炎症効果と組み合わせれば効果抜群。
糖質制限のときにはガンガンお魚食べましょう。幸せになれます。
オメガ3を摂取すると、子供の攻撃性が激減する
要旨:オメガ3摂取は子供の攻撃性を減少させることが判明しています。
無作為に選んだ100人の子供に1gのオメガ3入りのフルーツ飲料を(毎日)飲ませ、その他の100人の子供にはオメガ3が含まれていない同じフルーツ飲料(プラセボ)を(毎日)飲ませて、6か月後(治療終了)と12か月後(治療終了から6か月後)の結果を観察しました。
この研究は、オメガ3グループでは精神的な攻撃性が減少し、子供のオメガ3補給による攻撃性の改善が、オメガ3を摂取していない保護者であっても、夫婦間の心理的な攻撃を減らす可能性が示されたものです。
オメガ3摂取による児童の行動の改善は、家族全体に長期的な平穏をもたらす可能性があることを示唆しています。
子供だけじゃなく家族で魚食べたらみんなハッピー。糖質減らしてサバ缶食べよう。
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オメガ3で恐怖が和らぐ(不安症の改善)
マウスにオメガ3系を豊富に含む食事を習慣的に食べさせると、恐怖体験について思い出したときの怖いという感覚(これを恐怖記憶と呼びます)が和らぐことが示されています。
しかし、オメガ3系を豊富に摂取しても、オメガ6系を同時に多量に摂取したマウスでは恐怖記憶は弱まりませんでした。
オメガ3とオメガ6の理想的な比率は1:1といわれています。
が、日本人の割合は1:4ほどと言われていて、オメガ6の比率が高く炎症を招く結果となっています。そして炎症が長引くと動脈硬化をはじめ、様々な慢性疾患の原因ともなります。さらに体重も増えてしまいます。
メンタルを安定化し、炎症を抑え、体重を減らすためにも糖質を控え、その分お魚を食べましょう。
お魚すごい。
ではどんなお魚をたべるか
養殖のサケなどの魚介類には要注意な物質があります。
1950年代にモンサントが開発したエトキシキンです。
DNAを破壊します。
エトキシキンは毒性が強いので、人の食品添加物としては認可されていません。
家畜やサケ、ウナギなどの飼料に添加が認められています。
その飼料を食べた家畜などの体内に残るエトキシキンの残存量もきびしく規制されています。
例えば、養殖されたサケやウナギのエトキシキンの残留量は1ppmです。
それ以上だとそのサケやウナギは販売禁止となります。
一方でペット用のフードにはガンガン使われています。ドッグフードの添加量は75ppmで、即ちヒト用のざっと75倍であります。
アメリカのFDA獣医療センターは、ドッグフードに添加されているエトキシキンがアレルギー反応、皮膚病問題、主要臓器の障害、異常行動問題、癌などのいろんな副作用を誘発すると犬のオーナーから報告を受けています。
ドッグフードを食べている犬は人の何十倍も多いエトキシキンを毎日食べさせられています。
15歳くらいまで生きる小型犬が1~2歳早く病死しても、誰もエトキシキンのせいだとは言わないでしょう。
うちは犬を飼っていますが長生きしてほしいのでドッグフードは食べさせていません。
上記の理由から同じように人間も養殖の魚は避けたほうが無難でしょう。
リスクはなるべく減らしたほうがいい。自己の解毒能力にもよるでしょうが。
天然でも安い魚は他にもあります。
どうしても食べたいときだけに、グルメと割り切っておくのがいいと思います。
天然のマグロ食べたいけど高いもんね。
コストとベネフィットを天秤にかけてお選びください。
あとは小さな魚を選ぶことです。
アンチョビ(カタクチイワシ)などは寿命が短いですから毒素の蓄積度が非常に低いです。
一般に食物連鎖の上位に行けば行くほど、水銀をはじめとした汚染度は高くなるといわれています(生物濃縮)。
このように考えるとカースト最底辺の魚であるアンチョビ、イワシ、サバ、ニシンがおすすめです。
特にサバはサバ缶として日本全国どこでも安く手に入るのでベストな選択肢の一つとなります。買ってすぐ調理不要で開ければ即食べれる手軽さもいいですし。
サバ缶は安い上に健康を改善できるスーパーフードの王様です。
ガンガン食べましょう。
オメガ3の摂取では、サプリは酸化が進んでいてあまり良くないという話も聞きます。
信頼できるメーカーを知らない場合、避けたほうが無難です。
不飽和脂肪酸の自動酸化は体にとってストレスとなる可能性が示唆されています。
酸化の過程でアルデヒドという毒を代謝するからです。
お魚を適量食べましょう。