体重を減らしたい人はまず糖質の摂取を控えること

糖質制限を行うときのの注意点
糖尿病で薬を処方されている人、インスリンの注射をしている人は必ず医師の監督のもとに行ってください。
肝硬変、膵炎、腎障害、長鎖脂肪酸代謝異常症の人は糖質制限(低炭水化物ダイエット)を行うことはできません。
くれぐれもご注意ください。

炭水化物を摂取すると太る。これは今現在よく言われています。

しかし、これは半分事実であり、半分は正しいとは言えない状況にあるとPONは考えています。

というのもパレオダイエットでは現代の狩猟採集民や人類の祖先のような食生活をして健康を維持することに目的があります。
そして、その狩猟採集民の中には炭水化物を食べまくってるけどスリムな体型を維持している人たちがいるんですよね。
ハーバード大学のダニエルリーバーマン教授によると、人類の祖先も、狩猟を開始する前は木の根っこのような固い根菜類を一日中噛んで食事としていたようです。

でも、これを鵜呑みにして、「じゃあ炭水化物食いまくっても平気じゃん」とはならないのが難しいところ。
「避けるべき炭水化物」と「栄養の質が高い食べてもよい炭水化物」があるわけです。

そして「あれはだめ、これはよい」というものを一気に説明されても混乱を招き、モチベーションが続かないこともあります。
さらに、ニュースやTV番組を見たときに、自分が聞いた情報とは真逆のことが言われてたりすると混乱に拍車をかけます。

この点、糖質制限のシンプルさが生きてきます。
糖質制限では、栄養の質にかかわらずばっさりと糖質をカットするのでとりあえずあまり深く考える必要がありません。
厳格な糖質制限(肉、魚、葉物野菜のみ。)だと機械的に実行できるので、初めて糖質制限をする人にはおすすめです。
加えて、糖質の量がゼロに近づけば近づくほと減量も加速するメリットもあります。

糖質制限ダイエットではカロリー制限と違い、低糖質な食事ををお腹いっぱい食べることができます。
特別になにか買わなければならないものもありません。
例えば、痩せることを謳っているバカ高いサプリやフィットネス器具などを購入する必要はないということです。
医師の監督の元に処方される薬も必要なければ、手術も必要ありません。
簡単に始められて費用もかからず結果を出すことができます。

糖質制限では砂糖やパスタやパンなどの加工食品、小麦などの精製された炭水化物(refined carb)を制限します。
その代わりに、タンパク質や天然の脂質、野菜などを含む美味しいリアル・フードを食べることができます。

今現在、わたくしPONは1日50〜200グラムの糖質を摂取しています。
いわゆるゆる〜い糖質制限のレベル。
お茶碗1杯の白米の糖質が約60グラムほどになります。
このぐらい食べても体重と割れた腹筋はキープできています。

糖質制限の始め方

糖質制限を始めるならば最初はガチで糖質量を制限したほうがいいとPONは考えています。
制限というよりは完全撤廃。男は黙って断糖肉食!これをスローガンにすべきです。
始めよう!と思ったときが一番モチベーションが高く、厳しいことにも耐えることができる確率が高いからです。
そして厳格な糖質制限をすると減量効果が目に見えて違います。
効果を実感しながら続けることができます。

糖質制限してるのに痩せない!努力が結果に結びつかない!という人の殆どが、ちょこっと糖質を減らしただけという場合が多く見られます。

糖質を過剰に摂取してきた人生で、いったん小太りになるとインスリンがあまり効かなくなります。
これをインスリン抵抗性といいますが、この状態になると血糖を下げるためにじゃぶじゃぶインスリンを出す必要があり、ますます太っていきます。
インスリンは肥満ホルモンともよばれ、過剰な血糖を脂肪に変換します。
インスリン抵抗性ができる→インスリンいっぱい出る→太る→インスリン抵抗性さらに増える→さらにインスリン出す→もっと太る

この悪夢のような連鎖を断ち切るためにも最初は厳しめの糖質制限をするのがよいといえます。
そしていったん痩せると、「ちょっとくらい糖質食べてもそんなに太ることはないな」ということがわかってきます。

最初は厳しい糖質制限をして、最速で最高の結果をゲットしてください。

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