野菜はいらない子。Dr. Georgia Edeによる野菜不要論。

野菜って必要でしょうか?

一般的に、野菜は人々に力を与えてくれる最高の食材と扱われてています。
癌をやっつけ、消化器系をきれいに掃除し、免疫システムを強化できると言われています。
しかし、野菜のダークサイドを知るものは少ない…

野菜の気持ち

人々はは野菜をよい食生活のための本質的で重要な要素と考えていますが、野菜は非常に狡猾で操作的な側面があります。

野菜は人間のことを気にかけることはありません。
人間の健康なんてどうでもよいのです。
野菜の最優先事項は、自己の生存です。
植物は何億年もの間地球上に存在し、生存とは何かをよく学んでいます。

仮にあなたが明日植物になったとしたら?

草食動物から逃げることはできません。
捕食者をビビらせて追い払うことはできません。
子孫を残すために出会いを求めて動き回ることはできません。
茎をよじ登って自分を齧ろうとする芋虫を追い払うことはできません。
齧ろうとしてくる昆虫をはたき落とすこともできません。
動けないので何もできません。

じゃあどうやって自分自身を守ろうか

もしかすると、侵略者を止めるために棘やその他の特別な武器を持っているかもしれません。
しかし、動けない植物は自分の身を守るために化学兵器を使用します。
植物は人類よりもずっと昔から存在していて、それゆえ植物は人類が何が好きで何が嫌いかをよく知っています。
植物は細胞がどのように働くかを知っています。
植物は人類の強みと弱みを知っているのです。

野菜の一部を苦い味にすることで、人類は野菜を食べたいと思う可能性が減ります。
実際、農家は野菜から苦味を減らす努力をし続けると、野菜は前よりよく売れるようになります。
苦味成分は味が悪いだけでなく、昆虫、幼虫、虫、細菌、真菌類を殺すための、高度に特殊化された農薬として機能します。

これには次のようなものがあります:
侵入者を殺すために認識し、くっついて、マークする特殊免疫系分子。
細胞膜を破裂させて細胞やミトコンドリアを殺す毒素。
重要な代謝反応を妨げる酵素阻害剤。
DNA鎖を破壊する酸化毒素

人々は野菜が人間にとって良いものと信じているので、苦い化学兵器が人間の健康にどのように有益であるかを証明しようと、多くの時間、エネルギー、お金を費やしています。
これらの化学物質の多くは実験室で「抗酸化物質」として機能します
そのため、科学者はこの苦味成分が、癌やその他の疾病との戦いにどのように役立つかを学ぶのが大好きです。

どのように役立つかを調べるかについては結構なことですが、これらの化学兵器が人間にどう有害であるかを調査するのも意味のあることではありませんか?

野菜とは何か?

野菜とは、植物であって、果物、種子、または花ではない部分のことをいいます
野菜には、根、塊茎、球根、茎および葉が含まれます。植物は動物に果物を食べてもらうことで子孫を残しますが、植物は果実以外の部分(野菜の部分)を食べてもらいたくはない。したがって、捕食者から保護する必要があります。

根と塊茎
根の例:ニンジン
塊茎の例:ジャガイモ

根や塊茎は炭水化物を貯める場所で、ほとんどがデンプンでできています。
植物はデンプンをエネルギー源として利用する。(動物は脂肪を使うことを好む)。
デンプンは非常に重いので、枝や葉の上に置くことはなく、地面や地下、根や塊茎に保存します。

球根
球根の例:タマネギ、ニンニク。


茎の例:ブロッコリー、アスパラガス、セロリ

茎は、植物を直立状態に保ち、根元から栄養素を先端まで運ぶことであるからそれなりの強度が求められます。
茎が不溶性繊維またはセルロースでできているのは、茎の強度を保つためです。
セルロースはは、人間が消化することができません。


葉の例:ほうれん草、レタス、

葉は植物の太陽電池パネルで、光合成によってエネルギーに変換します。
光合成は植物が日光を使って二酸化炭素と水を炭水化物と酸素に変える魔法のプロセスです。

野菜は毎日の食事に欠かせないものであるか?

野菜を含む食事と野菜を含まない食事とを比較する研究は存在しないため、野菜は人間の食事の必須成分であるという科学的証拠はありません。

野菜は人の健康にとって有益か?

人間にとって野菜が良いと信じられる理由は、野菜たっぷりの食事と野菜の少ない食事を比較する何千もの疫学研究があり、しばしば(必ずしもそうとは限らないが)、野菜をたっぷり食べる人々はより健康に見える。
であれば、なぜ説得力がないといえるのか?
疫学研究者が2つの異なる食事内容​を比較するとき、2つのダイエットの間には非常に多くの違いがあるためです。それは野菜の消費量の違いだけではないのです。

例えば、人々は野菜を食べると健康によいと信じられていて、野菜を多く食べる人は一般的に健康を意識している傾向があります。
しかし、健康意識の高い人々は、平均的な人とは違って健康に関して多くのことをする傾向があります。
加工食品を減らし、お酒を減らし、たばこを減らし、砂糖を減らし、カロリーをカウントし、より運動するなどです。
研究ではこれらの違いの説明をするのが非常に難しい。
野菜が健康であるかどうかを実際に把握する唯一の方法は、同一人が野菜ありの食事と野菜なしの食事を比較することです。
私はこれを行った科学的研究が存在しないのを知っています。

したがって、疫学研究は、より多くの野菜を食べる人がより健康的かもしれないことを示唆しています。
この仮説を証明するためには、実験を行う必要があります。
実際の臨床実験では結果になると思いますか?

PubMed(科学的検索エンジン)に762件の野菜と人間の健康と関連する臨床研究が掲載されています。
これらの研究のほとんどは、どうにかして人々にもっと野菜を食べさせるための研究です。
野菜が健康であることを示した臨床試験はごくわずかしか存在しません。
実際の野菜による健康への影響を評価するための臨床研究はたった38件しかありません。
そして、その大部分(31/38)は残念なことに、野菜onlyではなく、野菜に加え果物も使用していました。
果物は野菜とは全く異なるもので、同じとは言えません。

これら38件の臨床試験のうち18件が「ネガティブ」であり、研究者求めていた健康上の利益は見つからなかったことを意味します。
残りの20の研究は「ポジティブ」で、研究者が(果物)や野菜をより多く食べた人々のグループを、野菜を摂取していない人と比較したときに健康的であることを意味します。

20のポジティブな研究は、軽々しく考えてはならないことで(nothing to sneeze at)、表向きには、より多くの果物や野菜を食べることは良いことと考えるかもしれません。
しかし、精査を重ねるとこの研究の欠点が明らかになってきます。
これらのよい結果は実際に(果実)や野菜が原因どうかを知ることは不可能であるとういう欠点です。

20の「ポジティブな」研究のうち、10件は精製炭水化物を考慮にいれてないということです。
これは、(果物)や野菜をもっと食べた人たちのグループは、野菜の摂取量が少ないグループよりも精製炭水化物を食べた量が少ないため、より健康であった可能性があることを意味します。

残りの10の「ポジティブな」研究は、単に果物と野菜の量を増やすだけではありませんでした。
野菜をたっぷり食べたグループはまた、脂質の消費、アルコール摂取、喫煙、運動、塩の使用、および/または精製炭水化物摂取量などの生活スタイルも変えました。
それゆえ、(果物)と野菜を多く食べた人が野菜のために健康になったのか、それとも介入の何らかの面から健康的であったのか知ることができません。

ああ、不思議に思われるでしょうが、野菜だけを見た7つの研究(果物と野菜のではなく)、その7つの研究のうちの6つが、負のカテゴリーに落ちたという結果が出ています。
これが意味することは、野菜は、期待される健康上の利益は見当たらないということです。うーん。

これらの研究結果により、野菜が健康であるという明確な科学的証拠はまだ存在しません。
しかし、単に科学者が野菜が健康であるかどうかを証明できる種類の研究をまだ行っていないという理由だけで、野菜が私たちにとって良くないと言い切れるわけではありません。
野菜が私たちのために良いという考えは、未だ証明されていない仮説のままであることを意味します。

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