タンパク質のすごい効果。体重増加をなかったことにして、代謝障害を軽くする(ラットでの実験)

タンパク質すごい。プロテイン飲もう!
以下のリンクには研究の詳しい概要があります(英語)
Long-term high-protein diet intake reverts weight gain and attenuates metabolic dysfunction on high-sucrose-fed adult rats

このところ、加工食品には糖分が添加されまくってて、それがメタボリックシンドロームをはじめ糖尿病などの代謝性疾患と過剰な糖分が関係してるんじゃないか?と世界レベルで懸念されています。

一方、現在の研究では、体重を減らしたり代謝を改善したりするには高タンパク質食がいいんじゃないか?と考えられています。

この記事で紹介する研究は、高ショ糖食でデブらせたラットに長期で高タンパク食(high-protein diet 略HPD、一日のエサの34.3%をタンパク質にする)を与えたらどうなるか?を調査したものになります。

研究方法

ラットに標準食(1日のエサの10%がショ糖)と高ショ糖食(1日のエサの25%がショ糖)を与える2つのグループをつくる。

その後、高ショ糖食で育ったラット無作為化して3つの新しい群に分けた
1.高ショ糖食で育ったラットに高ショ糖食を与え続けるラット
2.高ショ糖食で育ったラットに標準食を与えるラット
3.高ショ糖食で育ったラットに高たんぱく食与えるラット

これら3つのグループを12週間追跡観察する。
12週間の観察の間にに体重、エネルギー摂取量、肥満発症、グリセミック/脂質プロファイル、耐糖能、インスリン抵抗性、組織重量(脂肪組織、肝臓および骨格筋)、脂肪分解、肝臓の脂質過酸化、肝機能の血清マーカーがどう変化したかをチェックした。

結果

授乳後に高ショ糖食を与えられると、成人期のメタボリックシンドロームのような状態になり、この実験では肥満、耐糖能異常、脂質異常症およびインスリン抵抗性がみられた。

高たんぱく食のみが、体重増加と脂肪組織の蓄積を元に戻すことができた。
さらに、交感神経刺激に対する脂肪組織脂肪分解応答を回復することもできた。

高たんぱく食と標準食では、インスリン感受性の改善を示すグルコース、トリアシルグリセロールおよび総コレステロールの空腹時血清レベルの低下を示した。
また、肝臓の機能を回復させたが、高たんぱく食のみが脂質の酸化を回復させた。

まとめ

標準食と高タンパク質食は狂った代謝をもとにもどし、高タンパク質食に限っては体重も減少させる。

あくまで動物実験ですが、私PONの経験とも適合するように思えます。

PONもおなかブヨブヨ状態まで太った後に糖質制限を行いました。

糖質制限では主食を制限するかわりに肉などを多く食べています。
肉にはタンパク質が多く含まれていています。
それに加えて腹が減ったらプロテインドリンクも飲んでいました。
1日当たりにタンパク質120g以上を目安に摂取するようにしていて
これは体重1㎏あたりのタンパク質2gになる計算です。
週に1度、筋トレした日は体重1㎏あたりタンパク質を3gとるようにしています。

国のタンパク質摂取量の目安は以下の計算式で算出するとされています。
成人の推奨量(g/日) = 0.72 × 体重(kg) × 1.25
PONはこの計算式の2倍から3倍とっていることになるので、高タンパク質食だといえます。

もしかすると、糖質を制限してるから痩せたのではなく、タンパク質をたくさん食べているから痩せた可能性もあります。

糖質制限してもやせない!という人はタンパク質の摂取量を増やしてみるのもいいかもしれないですね。

肉食ってプロテイン飲むのがおすすめです。この二つはドンキで簡単に手に入るしネットでもポチれます。

ブランパンとか低糖質の加工食品を食べるのではなく、天然の低糖質食品である肉を食べる。
Just Eat Real Food

あくまでラットの研究ですが、タンパク質が脂質の酸化を回復させたという結果も驚きです。

魚は一般に健康によいとされていますが、多価不飽和脂肪酸が多すぎて、たとえ新鮮な魚であっても多価不飽和脂肪酸が体内で酸化すると体に大ダメージを与えます。
イヌやネコではイエローファット症候群といって魚を主食にすると与えすぎとなり死に至ります。
ということで最近は魚を食べすぎないようにしています。
どの程度の量が自分にとって過剰かの判断がつかないからです。
毎日とか食べるのはやめました。

人間でもタンパク質が脂質の酸化をよくするなら、魚の摂取量を増やすことができそうですがどうなんでしょうか?

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