2018年9月12日のガーディアン記事より
イギリスでは政治家が糖質制限をして糖尿病を克服しているレベルに来ているようです。
トム・ワトソンってだれ?
ワトソンはイギリスの政治家で労働党の副党首というポストにいる人物です。
ハードな糖質制限に取り組み、バナナですら糖質が多いと言い、一切食べようとはしないようです。
素晴らしい。
この経験を政策に盛り込むことで、多くの糖尿病患者を救いながらも限りある医療費を別の病気へとアロケートすることが可能となるかもしれません。
国のルール作りをする人間が、過剰な糖質は毒のように振る舞うことを認識し、表明できるのってすごい。
穀物メジャーのロビイングとかで金や利益をちらつかされたりしただろうに、自分の健康と信念を選んだのでしょう。
トム・ワトソンの主張
ガーディアンより和訳し抜粋
労働者の副党首は、2型糖尿病と診断された。
がしかし、毎日の食事をいままでとは全く異なるものにすることによって糖尿病を克服した。
そしてそのことは投薬から解放されたことを意味する。
彼は、肥満、運動不足、砂糖中毒が重なったことで糖尿病を発症したと語った。
しかしながら、彼は2017年の夏に糖尿病と診断されてから、44.5kgの減量に成功し、健康状態を改善して糖尿病を克服したと主張している。
ワトソンは厳格な糖質制限に取り組んでいる。
それは、毎日の食事からジャンクフード、加工食品、デンプン質の炭水化物、精製された砂糖を排除しています。
バナナですら砂糖を含んでいるといって食べない。
そしてワトソンは次のように述べています。
2型糖尿病を克服したことを公の場で話すことは非常にうれしいです。
私の2型糖尿病は寛解している。
もはや糖尿病のために薬を服用する必要がないのは限りない喜びです。
すべての2型糖尿病患者に対して、私は言いたい。「Yes we can」と
しかし、多くの2型糖尿病患者の悲劇は、それを達成する方法はもちろんのこと、2型糖尿病が克服できる病気であることさえ知らないということです。
彼は、近年の国が主導する食事療法において脂肪の摂取を控えろというアドバイスは誤りであって、糖質摂取量の大幅な削減がイギリスにおける肥満の流行にストップをかける最も効果的な方法だと考えています。
ワトソンは労働党の政策として、糖尿病と診断された症例が急増していることを5年以内に激減させる!とコミットした。
そして彼は、それを実現するために必要な対策を調べる、新しい独立したグループと協力しています。
その一方でWHOはイギリスの肥満の原因は酒の飲み過ぎではないか?としている。
以上意訳おわり
やっぱり糖質制限は効果あるよなぁ
というのが感想です。
イギリスの家で食べる食事のほとんどが冷凍食品だってことをテレビで見たことがあります。
食材を調理することはあまりないそうで、1日の食事に占める加工食品の割合が日本人に比べて多いような気がします(主観)
加工食品には多価不飽和脂肪酸や炭水化物がたっぷり含まれているからそれを取りすぎると体内で毒のように振る舞います。
英語圏で健康に意識の高い人は徹底的に加工食品を避けて、「just eat real food」の掛け声のもと自炊に励んでいます。
糖質制限無理!って人も加工食品と精製炭水化物(果糖ブドウ糖液、つまりあま〜いペットボトル飲料とか)を避けるだけでも健康状態を改善できる可能性があります。
糖尿病になってからでは遅いんです。
今は平気でも10年、20年の蓄積で発症するかもしれない。
明日の自分を作るのは今の自分。
今日食べたものが明日の自分を作ります。
くれぐれもご自愛ください。