炎症こそが万病の原因!
いかに体の炎症を低減できるかこそが、健康を取り戻し、減量するための第一歩です。
体もメンタルも炎症によってパフォーマンスが低下しますが、その原因として挙げられるものに反栄養素があります。
anti nutrients(反栄養素)とは?
まさにその名のまんまです。
栄養の吸収を阻害する成分のことで、カラダにいいと言われる食材にも多く入ってたりします。
私PONも糖質制限を開始したことをきっかけに、この反栄養素(anti nutrients)という言葉を知りました。
世間で言われている「体にいい食材」や「スーパーフード」といわれているものにもバッチリ入っていて戸惑った記憶があります。
反栄養素は、穀物、豆、マメ科植物、ナッツ類の中で最も高い濃度で存在しています。
反栄養素は植物が自己の生存を守るために備えた天然の毒ともいえるものです。
植物は動くことができないため、トゲで自己を守ったりしますが、反栄養素は植物の最新鋭の防衛システムともいえます。
この反栄養素はヒトが食べると苦味として認識できます。
これらの苦い物質は味が悪いだけでなく、昆虫、幼虫、虫、細菌、真菌類をぶっ殺す農薬としても機能します。
植物は人間に食べられるために進化したのではなく、食べられないように防衛システムを先鋭化させていると考えられています。
これには次のようなものがあります
・侵入者を認識し、殺すためにマークする特殊免疫系分子。
・膜を破裂させて細胞やミトコンドリアを殺す毒素。
・重要な代謝反応を妨げる酵素阻害剤。
・DNA鎖を破壊する酸化毒素
一方でこれらの化学物質の多く「抗酸化物質」として機能するため、一般的には野菜は健康によいとされています。
が、やはりこれらの物質によってダメージを受けてしまう人もいます。
さらに、「抗酸化物質」の健康上のメリットを疑っている人たちもいます。
特に肉のみダイエットの実践者たちは、反栄養素を理由として「肉のみでよい」と主張する根拠になったりしています。
この反栄養素は慢性炎症の原因になっているのでは?と目されている物質でもあります。
反栄養素は、みなさんが思っている以上の大きな影響を及ぼしています。
重度の食物への渇望の原因となったり、体内の栄養素を奪ってホルモンの機能を妨げたりします。
反栄養素の摂取量の多さや遺伝によっては自己免疫反応が出るかもしれないと言われています。
したがって、半栄養素を含む食品はなるべく避けて、免疫系を刺激する食品は完全に排除すべきことが重要となります。
反栄養素の主なものには、レクチン、フィチン酸、シュウ酸、カビ毒があります。
レクチン
レクチンの種類は数千にものぼり、幅広い生物種に存在します。
豆類や穀物に多くふくまれ、毒性を持ったタンパク質の一種です。
細胞にダメージをあたえ、小腸の代謝を阻害したり、腸の絨毛や関節にダメージを与えたりします。
リーキーガット(腸の漏れ)を引き起こす可能性も示唆されています。
関節の痛みを引き起こすレクチンは、トマト、ナス、ピーマンなどのナス科の野菜に多く含まれています。
レクチンは幅広く存在するとはいえ、ヒトに仇なすものは豆、ナッツ、穀物に圧倒的に含まれています。
レクチンを摂取すればするほどダメージが蓄積しますので、高レクチン食材は避けるほうが無難です。
ただ、感受性には個人差がありますので、どのレクチンに敏感かは人によって異なることになります。
幸いなことにレクチンのほとんどは加熱すれば害を排除することができます。
豆好きはしっかりと加熱してから食べるほうがベターです。
15分以上は加熱してレクチンを熱で破壊してください。
私PONもこれらの理由から穀物や豆類は食べないようにしています。
というよりは、個人的には枝豆とかの豆類を美味しいと思わないからあまり食べたいと思わないんですよね。
おそらく豆類に敏感なんだと思います。豆を食べさせないように美味しいと思わせないのかもしれない。
ずんだ餅やゆべしなんかの豆を使ったたべものに青臭さを感じてしまうんですよね。
同じような青臭さを豆腐やソイプロテインからも感じて飲み込むことができないんです。
唯一の例外が納豆で、これは美味しく食べれます。めっちゃ好き。臭いと思わない。
発酵させることによってもレクチンを無害化できます。
そして納豆にはビタミンKがたっぷり。
ビタミンKはビタミンDのサプリを飲むときには同時に取ったほうが良いとされているものです。
毎日2パックの納豆を食べてますが元気もりもりです。いまのところ。
ナスとピーマンは嫁が嫌いなんで家では調理しません。
ということで結果的に避けることになっています。
嫁は多分ナス科に敏感だと思います。
というのも、嫁がでかけた日にPONは昼飯にチンジャオロースを作り、ピーマンとたけのこのシャキうまを楽しんでいました。
そして夜に嫁が玄関を開けてるなりすぐに、ピーマンの匂いがする!と騒ぎ出したことがありました。
鍋も皿も洗ってあるのに不思議。自分には全くピーマンの匂いはしません。
が、嫁は感じ取っていました。
私PONは糖質制限をしてから膝の痛みが嘘のように取れましたが、ナスやピーマンを食べる頻度を減らしたのも関係しているのかもしれないですね。
膝の痛みについては病院で検査しても何も異常なしで、「不定愁訴じゃない?」の聞き飽きた言葉が帰ってくるだけでした。
もはや病院行っても無駄だなぁと思い始めてましたが、PONはビビリなんですぐ病院に行ってしまいます。
検査して不定愁訴ならば食生活を改めれば良くなることが経験的に分かってきたような気がします。
なんか体調がすぐれないとか、ちょっと関節が調子悪いと感じたら、それはレクチンのせいかもしれません。
レクチンを含むナス科、豆類、穀物をしばらくやめてみるのもおすすめです。
それでも改善しないのなら他の原因でしょうから思う存分これらの食材を楽しんでくだいさい。